ブラックロックのビットコイン上場投資信託(ETF)の10月29日の1日当たりの取引量が33億5000万ドルに急増し、過去6カ月で最高水準に達した。ETFアナリストは、この取引量の急増はビットコイン(BTC)のパニック買いによるものと考えている。

ビットコインは現在7万2390ドルで取引されており、新たな史上最高値に達するまであと2%にまで迫っている。

ETF購入者の間で投機的熱狂

ブルームバーグのETFアナリストであるエリック・バルチュナス氏は、ブラックロックの日次流入が5億9980万ドルに達したことを示すデータを引用し、10月29日のX投稿で「FOMO(取り残されることへの恐れ)が確認された」と語った。

コイングラスのデータによれば、米国で取引されている11の現物ビットコインETF全体で、同日の総流入額は8億2700万ドルに達した。

Markets, United States, Bitcoin ETF

Spot Bitcoin ETFs in the US clocked $827 million in inflows on Oct. 29. Source: CoinGlass

ギャラクシーデジタルのリサーチ責任者であるアレックス・ソーン氏は、10月29日が「2024年4月1日以来の3番目に高いビットコインETF取引量の日」であったと指摘した。10月29日の取引日を通じて、米国の現物ビットコインETFは合計46億4000万ドルの取引量を記録し、IBITが約38%を占めた。

Markets, United States, Bitcoin ETF

IBIT saw $3.34 billion in trading volume on Oct. 29. Source: X/Eric Balchunas

IBITの取引量は最も多く、2番目に多かったのはグレースケール・ビットコイン・トラスト(GBTC)だった。

取引量の増加はETFの流動性の強さと取引活動の増加を示しているが、新たな資本がファンドに流入していることを必ずしも意味しているわけではない。

BTCは過去最高値に迫る

ビットコインは6月6日以来初めて10月29日に7万ドルを超え、トレーダーが注視している重要な価格水準に達した。4月のビットコイン半減期以来、ビットコインは5万4147ドルから6万9500ドルの範囲で保ち合いとなっていた。

仮想通貨アナリストのマシュー・ハイランド氏は、10月29日にビットコインが「歴史上2番目に高い日次キャンドル」を完成させたと指摘した。

本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。

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