キーボードーがある携帯としてかつて一世風靡したブラックベリーが4日、ヘルスケアの分野でブロックチェーンを基盤にしたプラットフォームを立ち上げると発表したブロックチェーンの分野に進出することでかつての勢いを取り戻せるか注目が集まる。

プレスリリースによるとブラックベリーは、バイオテック企業ONEBIOと提携して「ウルトラ安全」なブロックチェーン基盤のエコシステム開発を目指す。患者や研究所、IoT関連のデバイスから医療データを保存し、匿名で研究者にシェアされるという。

ブラックベリーのジョン・チェンCEOは次のように述べた。

「セキュリティやプライバシー分野における専門性に加えて、政府や金融、自動車など規制が行き届いた業界で築き上げた人脈を使って、ヘルスケア業界の大きな課題に取り組む。セキュリティとデータのプライバシーを維持しつつ、患者により良い診察を提供する」

ブラックベリーはかつて世界のスマホ市場の約50%を支配していたが、2016年は0.1%にまで低下していた。