ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズが過去3日間でさらに2万3773ETHを取得した。仮想通貨市場が軟調に推移するなか、同社のトム・リー会長はビットコインの次の史上最高値に関する予測を再び修正した。

ルックオンチェーンによると、ビットマインは月曜日に7080ETH(約1980万ドル相当)を購入した。

同じウォレットは土曜日にも1万6693ETH(約5010万ドル相当)を購入しており、3日間で合計約7000万ドル分を積み増した形だ。

先週もビットマインは9万6800ETH(約2億7320万ドル相当)を購入しており、取得ペースを加速させている。

strategicethreserve.xyzによれば、ビットマインは市場で最大規模のETHデジタル資産トレジャリー企業(DAT)だ。

同社はイーサリアム供給量の5%を保有するという目標に対し、現在62%まで到達した。しかし現在価格では含み損となっており、ビットマインは日曜日の投稿で、自社の保有量は370万ETH、平均取得単価は1ETHあたり3008ドルであると明かした。

イーサリアム保有企業. Source: strageticethreserve 

トム・リー氏、ビットコイン予測を再修正

ビットマインのトム・リー会長は、2025年終盤にかけて低迷する仮想通貨相場を受け、ビットコインの見通しを再調整している。

リー氏は10月まで、ビットコイン(BTC)が2025年末までに25万ドルの最高値を更新すると予測していた。しかし先週、その見通しを引き下げ、「今年末に最高値を付ける可能性もたぶんあるだろう」と発言していた

ところが日曜日のCNBCインタビューで、リー氏は再び予測を変更し、ビットコインが「1月に新たな最高値をつける」と述べた。

「ビットコインは1月末までに史上最高値を更新できると思う」とリー氏は語り、「その多くは株式市場の回復次第だが、我々はそれを期待している」と付け加えた。

一方、デジタル資産投資企業アーカの最高投資責任者ジェフ・ドーマン氏は、現在の仮想通貨市場の下落には「明確な理由がない」と指摘している。

ドーマン氏は月曜日のX投稿で複数市場における強気材料を列挙した。

「ウォール街は私が見ているのと同じ強気シグナルを確認している。株式、クレジット、金・銀市場は毎月ATHを更新している。FRBは利下げ、QTは終了、消費支出は堅調、企業収益は記録的、AI需要も依然として強い」と述べた。

「一方、仮想通貨下落の『理由』として挙げられてきたものは簡単に反証できる、もしくはすでに解消している。MSTRは売っていない、テザーは破綻していない、DATも売っていない、NVIDIAも問題なし、FRBはタカ派転換していない、関税戦争も再開していない」と指摘した。

さらに、現在の問題の一因は「流動性の問題」にある可能性があると述べ、バンガードやステートストリートのような大手機関がオンランプで苦戦している点を挙げた。

「バンガード、ステートストリート、BNY、JPM、MS、GSといった巨大プレーヤーはこれから参入する。しかし今は市場にいない。既存のマンダートやシステムで簡単に買えるようになるまでは、彼らは動かない」とドーマン氏は指摘した。

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