仮想通貨取引所ビットメックスは13日、同取引所に対してサービス拒否攻撃(DDoS攻撃)があったと発表した

DDoS攻撃とはサーバーに対して大量のデータを送り付け、パンクさせる攻撃だ 。

攻撃があったのは、協定世界時(UTC)の3月13日12時56分(日本時間では13日21時56分)だ。これによりプラットフォームへのリクエストで遅延が発生していたという。

ビットメックスのセキュリテイチームが対応し、攻撃から25分以内にフルサービスを再開した。

さらにビットメックスは、「今日の早朝に起きた問題は、同じ攻撃が原因であることが確認されている」と述べている。

これはビットコインの急落時(日本時間午前11時過ぎ)、ビットメックスへのサービスにアクセスできなくなった問題のこととみられる。ビットメックスは当初、ツイッター上で「ハードウェアの問題」だと発表していた

ビットメックスは根本的な問題を修正した上で、改めて詳細な分析を公表するとしている。

2月にはOKExなどでDDoS攻撃

2月末には、仮想通貨取引所OKExとビットフィネックスが相次いでDDoS攻撃の被害になったと発表している

OKExのCEOは、具体的な名前は出していないが、攻撃が競合他社のものであるとSNSで非難していた。一方、ビットフィネックスのCTOはツイッターで、攻撃が「非常に洗練されたもの」だったと述べていた。

OKExへの攻撃は2月27、28日に二度、ビットフィネックスへの攻撃は28日に行われた。両者の関係については明らかになっていない。