ビットメイン、モネロ採掘の新マシンを発表 モネロ側は「作動しない」

追記:ビットメインはアントマイナーX3のページを更新し、香港向けには販売しないと発表した。

 

 マイニング機大手ビットメインはこのほど、モネロ(XMR)で使われているクリプトナイト・ハッシュ・アルゴリズムをマイニングする新しいASIC(マイニング専用チップ)搭載のアントマイナーX3を発表した。16日付ネクスト・ウェブによると、今年5月の販売予定分は動作しない可能性がある。

 15日にツイッターで発表されたビットメインの新しいアントマイナーには、2つの価格設定がされている。5月の1回目の発売で1万1999ドル、そして6月の2回目の際は、7599ドルだ。

 一方で、モネロのプロジェクトリーダー、リカルド・スパーニャ氏は、ビットメインのツイートを自身のツイートにリンクし、彼らの新しいマイナーは「モネロのマイニングでは作動しない」だろうとつぶやいた。
「モネロでは作動しないと言っておく」

ビットメインは最初の2回の販売後、香港に向けてさらに2回の販売を予定している。香港向け2つのバッチは、それぞれ最初のバッチ出荷後3000ドル、そして2度目のバッチ出荷後1900ドルで発売されるという。

 スパーニャ氏の発言以降、香港限定のアントマイナーX3の説明欄は下記のように更新された。

 「クリプトナイト・ハッシュ機能を使用している主要仮想通貨の1つが、PoW(プルーフ・オブ・ワーク)アルゴリズムを変えようとしている。彼らの声明によると、それはX3を含むASICマイニング機能を意図的に操作不能にするという。これを買うということは、彼らの声明が間違っているということに賭けるということだ」

 説明欄には、払戻には応じられないと追記されている。

 秘匿性の高い仮想通貨モネロは今年2月、モネロをマイニングする新しいタイプのASICの潜在的な脅威に対して迅速に対応し、全てのハードフォークのPoWを若干修正することでASIC耐性を維持する意向をブログで表明している。

 「私たちは、ASICに抵抗し続けることが利益に繋がると信じている。それゆえ、必要であれば緊急のハードフォークを実施し、ASICからの潜在的な脅威に対抗する。さらに、分散性の達成とASIC開発の阻止、そして不明もしくは検知不能なASIC開発からの保護という目標のため、モネロは年に2回、クリプトナイトPoWハッシュを、全てのフォークで修正することを提案する」。

 ネクスト・ウェブは、アントマイナーX3がモネロだけではなく、バイトコイン、イーオン、ダッシュなどでのマイニングにも対応していると書いている。しかし同サイトはまた、この5月や6月にも、状況が同じである保証はないと注意している。

 掲示板レディットのユーザーは、すぐさまビットメインの新しいアントマイナーに反発を示した。ユーザーのhodlingvtvは、このことを深刻に捉え次のように書いた。「ビットメインは現在、巨大な詐欺を働こうとしているのだ」。「X3は買わない方がいい。彼らのASICはモネロをマイニングしていたが、この装置ではもう不可能になるのだから」。

 

  • フォローはこちら: