ビットメイン関連のクラウドマイニング企業BitFuFuが、2024年第2四半期の未監査の財務・運営報告書を発表した。
報告書は、過去12カ月間に同社が経験した課題と成長の中で、ビットコイン(BTC)のマイニングコストが大幅に上昇したことを明らかにしている。コストの急増とともに、管理下のマイニング容量も増加し、「2023年同時期の15.2 EH/sから62.5%増加し、24.7 EH/sに達した」という。
マイニングコストの増加
BitFuFuの第2四半期報告書で報告された統計の中で、最も劇的な変化はBTCをマイニングするために必要な平均コストの急増であり、5万1887ドルに達した。これは、前年同期の1万9344ドルから急増しており、これは電力と運営コストの増加が原因だ。
この急増は2024年4月のBTC半減期イベントにも起因しており、マイニングの難易度が上昇し、BTC報酬が50%削減された。
生産能力の拡大
BitFuFuはBTCマイニングコストが大幅に増加したにもかかわらず、マイニング事業の規模を拡大した。24.7エクサハッシュ/秒(EH/s)への増加により、マイニング関連のコスト増加の中でマイニング容量を60%以上増加させた。
また、同社は総収益が約70%増加し、2024年第2四半期には1億2940万ドルに達し、2023年同時期の7630万ドルから大幅に増加したと報告した。この収益増加は、報告期間中に7700万ドルを生み出したクラウドマイニングサービスの拡大によるものだ。
BTCアナリストは楽観的
2024年8月19日のCNBCのインタビューで、ヴァンエックのデジタル資産リサーチ部門の責任者であるマシュー・シーゲル氏は、BTCの「強制売却は終わった」と説明した。シーゲル氏は、現在の仮想通貨市場とBTC価格が「半減期後の1~3カ月の典型的なパターン」であると語った。シーゲルが言及した強制売却には、ドイツ政府がマウントゴックスの債権者への返済のために49858 BTCを26億ドルで売却したことなどが含まれている。