仮想通貨取引所ビットフライヤーは3日、過去のハードフォークによって生じたビットコインゴールド(BTG)に相当する日本円をユーザーに付与すると発表した。ビットコインゴールドは17年10月にビットコイン(BTC)からハードフォークをして誕生した仮想通貨だ。

今回の対応は、同社の「計画されたハードフォークおよび新通貨への対応指針」に沿ったもの。ハードフォークによって生じたBTGを日本円で付与すると決定したのは、国内では初めての事例だ。

対象となるのは、ハードフォーク発生時点でビットフライヤーのアカウントでビットコインを保有しており、なおかつビットフライヤーで本人確認が完了しているユーザーだ。

日本円の付与は2回に分けて実施する。第1回は19年12月末。2回目は20年3月を予定している。

第1回の19年12月末の日本円付与の対象となるのは、ビットコインのブロックチェーンにおけるブロック高491,406 ブロックのタイムスタンプの時刻時点(2017 年10 月24 日(火)午前10 時17 分頃)で、ビットフライヤーのアカウントでBTC を保有しており、かつ2019 年12 月13 日(金)午後5 時時点で本人確認が完了しているトレードクラスのユーザーだ。