日本の仮想通貨取引所ビットフライヤーの米子会社ビットフライヤーUSAは3日、米国在住のトレーダーにビットコインと日本円とのペアへのアクセスを提供すると発表した。

ビットフライヤーUSAは、日本市場が「ビットコインエコシステムにおいて、米ドル市場に次いで2番目に大きい市場」だが、「歴史的に、日本市場へのアクセスは規制による制約を受けており、価格に大きなギャップが生じ、世界のほかの地域から孤立したエコシステムが形成されていた」と指摘している。

今回、米国のトレーダーが日本円市場にアクセスできるようすることで、このようなギャップを解消し、「ビットフライヤーが日本市場をより広い仮想通貨エコシステムに接続するためのゲートウェイとなる」ことを目指すという。

ビットフライヤーUSAの最高執行責任者であるジョエル・エドガートン氏は、これにより日本と米国の仮想通貨市場をより密接にさせることができると語っている。

「米国居住者にBTC/JPY市場へのアクセスを開放することで、2つの仮想通貨市場をより密接に接続させることができる。ビットコインは、2つの金融システム間の接着剤として機能することができる。これは、より広い採用への道におけるエキサイティングな1歩だ」

今回の発表によれば、ビットフライヤーのBTC/JPYスポット市場は2021年第1四半期に300億ドル(約3.2兆円)超の取引高を記録しており、「日本のビットコインエコシステムの40%を占めている」と主張している。