2月の仮想通貨ビットコイン(BTC)は11%上昇し、30%上昇した去年の7月以来初めてのプラスとなった。ただ、「仮想通貨冬の時代」はまだ続きそうだという見方が出ている。
(引用元:TradingView「ビットコイン(BTC)/米ドルの推移(2月)」)
「冬はまだ終わっていない」
ブルームバーグは、テクニカル的にまだ弱気相場は終わっていないという見方を掲載。GTI グローバル・ストレングス・インディケーターによるとビットコインはまだ買われ過ぎの領域にあることや3カ月連続で4000ドルを維持できなかったことなどをあげた。
またビットコイン強気派で知られるeToroのマティ・グリーンスパン氏も、「まだ正式には弱気相場にある」と指摘。ただ、最近はビットコインブロックチェーン上や取引所で取引量が増えてきているとし、楽観視する理由はたくさんあると述べた。
一方、仮想通貨取引所BitMex(ビットメックス )のアーサー・ヘイズCEOは、意味深なコメントをツイッターに投稿した。
Winter ain’t over yet. pic.twitter.com/t0bYQv570e
— Arthur Hayes (@CryptoHayes) 2019年2月28日
「冬はまだ終わっていない」
この発言に対して仮想通貨業界からコメントが殺到。
仮想通貨投資会社モルガン・クリーク・デジタルのアンソニー・ポンプリアーノCEOは、「またビットコインを山に埋めているのか?頭いいね」とリプライ。他には「まさにコールドウォレットだ」といった声などが出ている。
冬の時代は終わっていないかもしれないが、次の強気相場を待ち望む人は多いようだ。
著名投資家のAvBは、早くも次の強気相場のボラティリティー(変動幅)が以前と比べ物にならないくらい大きくなるだだろうと予想。次のようにツイートした。
In the 2014 bull market, we saw price swings of +/- $100 per day for the first time ever. In 2017, we saw price swings of +/- $1,000 per day. In the next bull market, we'll see price swings of +/- $10,000 per day. 🍻 #bitcoin
— A v B ⚡ (@ArminVanBitcoin) 2019年3月1日
「2014年の強気相場では、価格の振り幅は1日100ドルほどだった。2017年は、それが1日に1000ドルほどになった。次の強気相場では、我々は1日1万ドルを振り幅を目にすることになるだろう」