2月の仮想通貨ビットコイン(BTC)は11%上昇し、30%上昇した去年の7月以来初めてのプラスとなった。ただ、「仮想通貨冬の時代」はまだ続きそうだという見方が出ている。

(引用元:TradingView「ビットコイン(BTC)/米ドルの推移(2月)」)

「冬はまだ終わっていない」

ブルームバーグは、テクニカル的にまだ弱気相場は終わっていないという見方を掲載。GTI グローバル・ストレングス・インディケーターによるとビットコインはまだ買われ過ぎの領域にあることや3カ月連続で4000ドルを維持できなかったことなどをあげた。

またビットコイン強気派で知られるeToroのマティ・グリーンスパン氏も、「まだ正式には弱気相場にある」と指摘。ただ、最近はビットコインブロックチェーン上や取引所で取引量が増えてきているとし、楽観視する理由はたくさんあると述べた。

一方、仮想通貨取引所BitMex(ビットメックス )のアーサー・ヘイズCEOは、意味深なコメントをツイッターに投稿した。

「冬はまだ終わっていない」

この発言に対して仮想通貨業界からコメントが殺到。

仮想通貨投資会社モルガン・クリーク・デジタルのアンソニー・ポンプリアーノCEOは、「またビットコインを山に埋めているのか?頭いいね」とリプライ。他には「まさにコールドウォレットだ」といった声などが出ている。

冬の時代は終わっていないかもしれないが、次の強気相場を待ち望む人は多いようだ。

著名投資家のAvBは、早くも次の強気相場のボラティリティー(変動幅)が以前と比べ物にならないくらい大きくなるだだろうと予想。次のようにツイートした。

「2014年の強気相場では、価格の振り幅は1日100ドルほどだった。2017年は、それが1日に1000ドルほどになった。次の強気相場では、我々は1日1万ドルを振り幅を目にすることになるだろう