ビットコイン(BTC)コミュニティは、2009年1月10日にサイファーパンクでありビットコインの先駆者でもあるハル・フィニー氏が、自身がビットコインのノードソフトウェアを稼働させていると世界に向けて投稿した記念日を祝っている。
「Running Bitcoin(ビットコインを動かしている)」と、フィニー氏はXに投稿した。フィニー氏は、ビットコインネットワーク上で最初の取引を受け取った人物として知られている。
同氏は1956年5月4日生まれで、コンピューターサイエンスと暗号技術の分野でキャリアを築いた。サトシ・ナカモトがビットコインのホワイトペーパーを公開した際、いち早く反応した人物の1人でもある。

サトシはフィニー氏に10BTCを送付しており、現在の価格では90万500ドル以上の価値に相当する。フィニー氏はナカモトと最も早い段階で連絡を取っていた人物の1人であり、その関係性から、フィニー氏こそがサトシ・ナカモト本人ではないかという憶測も生まれてきた。
しかし、フィニー氏は運動機能が徐々に失われていく進行性の神経疾患である筋萎縮性側索硬化症(ALS)により、2014年に死去した。享年58歳だった。
2009年のこの投稿は、分散型ピアツーピア電子キャッシュネットワークの最初期を象徴するものとして、現在ではビットコイン史の重要な一部となっている。
ハル・フィニー氏はサトシなのか? 憶測は今も続く
2024年には、メディアネットワークHBOが『Money Electric:The Bitcoin Mystery』と題したドキュメンタリーシリーズを放映し、サトシ・ナカモトの正体を突き止めたと主張した。
この番組はサトシの正体を巡る議論を再燃させ、一部では、暗号技術に関する専門性や複数の研究論文、そしてサトシから最初にBTCを受け取った人物である点を根拠に、フィニー氏がサトシだとする見方も示された。
一方で、ビットコインを使った最初の商取引として、1万BTCでピザ2枚を購入したことで知られる開発者ラスロ・ハニェツ氏は、サトシはアップルのコンピューター向けOSであるMac OSに詳しくなかったと過去に語っている。

フィニー氏とその妻はいずれもMac OSのコンピューターを所有していたと、2010年のオンライン投稿で明らかにされている。
また、仮想通貨カストディ企業カーサの共同創業者であるジェイムソン・ロップ氏は、2023年にフィニー氏がサトシではないことを示す証拠を提示した。
サトシと別のソフトウェア開発者との間でメールのやり取りが行われていた最中、フィニー氏はマラソン大会に出場していた。最後のメールは、フィニー氏がゴールラインを通過する約2分前に送信されており、この事実が決定的な証拠として、フィニー氏はサトシではないとロップ氏は結論づけている。
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