ビットコインキャッシュ(BCH)は16日未明、ビットコインABCとビットコインSV側のアップグレードを巡る対立により、結果として2つのチェーンにハードフォークした。

ハードフォーク予定時間(日本時間16日午前1時40分)から約1時間20分後、ビットコインABCを支援しているBitcoin.comが最初の新しいブロックをマイニングした。これにより、チェーンが2つに分かれた。その後、ビットコインSV側も新しい別のブロックをマイニングし、完全に分岐した形となった。

ビットコインABCのアップブレードは追加的なコードを入れ、技術的なアップグレードを目指している。一方でビットコインSVはブロックサイズを32MBから128MBへと増やし、オリジナルのビットコインプロトコルを復活させるコードを含むものだ。今回のハードフォークに先駆け、「ビットコイン伝道師」ロジャー・バー氏やビットメインのジハン・ウー氏が支持するビットコインABCと、自称サトシ・ナカモトのクレイグ・ライト氏のビットコインSVが対立する事態となっていた。