投資銀行であるNeedham & Companyが出した新たな報告書によれば、ビットコインのポテンシャルは現在より58%程高く、現在の価格から200ドルは過小評価されているのだという。

 

投資

ビットコインの価格は現在412ドル周りを上下しているが、明らかにその値はいつでも大きく変わる可能性があり、報告書によれば実際のビットコインの価格は、今の価格から58%は上乗せして655ドルの値を付けていてもおかしくないという。

Needham & Companyは、ビットコインの時価総額63億ドルのうちの75%、約48億は投資として扱われているものであると指摘しており、実際にどの暗号通貨を購入していなくてもビットコインに投資が出来るとして、大きな利益を望んでいるのであれば、投資家たちは、Bitcoin Investment Trustの株を購入すべきだとしている。

 

非難されるべきはブロックチェーン

報告書を執筆したNeedham & Company、エクイティリサーチ・アソシエイトであるSpencer Bogart氏は、ビットコインを支えているテクノロジーであるブロックチェーンが、少なくともビットコインが現在過小評価されている原因の一つであるとしている。また、非暗号通貨ベースのブロックチェーンが急速に増え続けていることも要因の一つであると述べている。

しかしながら、同氏は、ビットコインがテクノロジーの未来において主役を務めることになるという信条を諦めておらず、”ビットコインには、全てのブロックチェーンにとってセキュリティの核となり得る強い可能性がある”として、決済の方法としても、仮想ゴールドとしても革新的な存在だ、と述べた。