3日の仮想通貨(暗号資産)ビットコイン(BTC)は足元では9100ドル付近で推移している。2日深夜から3日にかけて急落したビットコインだが、今後の値動きではさらに調整局面に向かうのではないかとの声が出ている。
(出典:Coin360 7月3日 午前10時30分)
最近では今後上昇局面に入るとの予想が多く聞かれる中で、トレーダーのIchimoku Scholarはビットコインは上昇するのではなく、さらに下落すると予想している。
Why I am a BTC bear in the medium term from an Ichimoku perspective. pic.twitter.com/M0nBwyjRoF
— Ichimoku Scholar (@IchimokuScholar) July 2, 2020
同氏は一目均衡表から、3月の暴落前と同じ動きを示していることを明らかにした。3月の暴落時には9000〜1万ドルから3700ドルまで急落した。同様の傾向はイーサ(ETH)にも表れているという。同氏が提示したチャートによると、8月ごろまで弱気の動きが続きそうだ。
今後上昇の予想も
一方で現在の値動きが2018年の底値と同じ動きをしていることから、今後上昇するのではないかとの予測も出ている。
仮想通貨トレーダーのCantering Clark氏は現在のビットコインの値動きが2018年に3000ドルで底値となった際のチャートと合わせ、類似していることを示した。
Ready for a head trip with #bitcoin? What if this is accumulation before mark up to 20k..?😮 pic.twitter.com/220I9EmVxK
— Cantering Clark (@CanteringClark) July 2, 2020
もしこのチャート通りに行けば8月ごろには調整局面から抜け出し、上昇局面に入ることが考えられる。2018年は約半年で3500ドルから14000ドルまで300%上昇した。
そして長期的にはビットコインは強気の流れの中にあるのかもしれない。既報の通り、ストック・フローモデル(S2F)はビットコインが歴史的に強気な局面とほぼ同じように動いていることを指摘している。