ビットコイン（BTC）価格が約7日ぶりに4万2000ドルを突破し、現物型ビットコイン上場投資信託（ETF）関連の売りから市場が回復しつつある。トレーディングビューのデータによると、ビットコインは1月26日の3万9545ドルから急上昇した。

BTC/USD daily chart. Source: TradingView

グレイスケールのビットコインETF「GBTC」の流出の減速を受け、ビットコインの価格パフォーマンスが回復している。ビットメックスリサーチのデータによると、GBTCは1月25日に3億9410万ドルの流出を見たが、これは1月24日の4億2930万ドル、1月23日火曜日の5億1530万ドルから減少している。GBTCの流出は依然として非常に高いが、1月25日の数字は、1月11日にスポットビットコインETF取引がデビューして以来、2番目に低いものだった。

ブルームバーグのシニアETFアナリストであるジェームズ・セイファート氏は、過去10日間でビットコインETFのプレミアムとディスカウントが圧縮されているチャートをXに投稿し、同僚のアナリストであるエリック・ブラチュナス氏は「縮小するアービトラージバンドは美しい光景だ。米国のETFエコシステムがその機能を果たしている」と応じた。

X上の市場アナリストは、BTCが3万2000ドルに価格が下落すると期待していた弱気派にうまく罠を仕掛けたとの指摘する。「遅れて参加したショートはすでに清算されたか、そうでなければ間もなく清算されるだろう」と付け加えた。

コイングラスのデータによると、ビットコインのショートポジションの清算は当日で3430万ドルを超え、さらに増加すると予想されている。仮想通貨間のショート清算は7700万ドルを超えている。

Bitcoin total liquidations chart. Source: CoinGlass

現在の市場トレンドは、仮想通貨投資家やトレーダーに楽観的な原因をもたらしており、彼らは現物型ビットコインETF取引の長期的な影響からビットコイン価格が恩恵を受けることを期待している。

本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自分でリサーチを行って決定してください