インフレに悩む途上国で流行る「ビットコイン熱」

 

23日(月曜日)、米ドルの不足に悩むジンバブエでは、同国内のビットコイン取引所においてビットコインが9500ドルの高値をつけた。 

 同国取引所Golix.ioによると、これに先立つ前日の取引では1ビットコインにつき1万ドルで取引されていたという。 

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ドル不足で伸びるビットコイン経済

人口増加やインフレ等多くの難題を抱えるジンバブエ。通貨として使われる米ドルがひっ迫する同国では、「ビットコイン経済」が芽生えている。 

首都ハラレの経済学者Vince Musewe氏によると、

(今ジンバブエでは、)ハイパーインフレ時代とは全く逆のことがおこっている。同時は、現金はいくらでもあったが、商品が手に入らなかった。今は、店頭に商品は並んでいるが、現金が足りていない

(現地新聞社へのコメント) 

今年5月、ジンバブエの中央銀行はドル資金ひっ迫の緩和のため、毎週1000万ドルを「輸入」していることを認めている。 

ベネズエラで加熱するビットコイン採掘 

また、同様の問題に悩む南米ベネズエラではビットコインの採掘がブームになっている。10万人以上がビットコイン採掘を行っていると報道されており、これは同国人口の約3%にあたる。 

同国では多量の電力を使ったビットコイン採掘は禁止されており、今年に入って逮捕者もでている。一方で、通貨ボリバルは今年に入って大幅に切り下げられるなど危機に瀕しており、国民にとってビットコイン採掘は見過ごせないチャンスとなっている。 

暗号通貨ウォレットElectrumの開発者の一人であるRandy Britoは週末AFPに語ったところによると、

(切り下げられた)ボリバルでビットコインを買えば必ず利益になり、かつインフレ対策となる。ドル建てビットコイン価格が上昇しているからだ。


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