28日の仮想通貨(暗号資産)ビットコインは昨晩の9000ドルの心理的レジスタンス突破から上昇を続けている。記事執筆時点では強気トレンドの重要ポイントとされていた9200ドルも突破、このまま強気で伸びていけるかの正念場を迎えている。
(出典:Coin3605月28日 午前10時45分)
仮想通貨トレーダのMayneは今回の上昇を受けて、短期的な重要ラインは9400〜9500ドル付近と指摘。ここ最近の値動きから米株S&P500を追随する動きをビットコインが見せていることから、上昇局面に向かうのではないかと予想した。
Kinda similar vibes here. Lower high to traps bears then makes new highs.
— Mayne (@Tradermayne) May 27, 2020
I donno, my low bids hope not but correlation been strong for months. pic.twitter.com/oSvlGw1FnT
BTC上昇の背景に元安
ただ今回の上昇には中国人民元の動きが背景にあるとの声も出ている。
中国政府が香港に国家安全法を導入しようとする計画を受けて、オフショア人民元相場が過去最低水準に迫るなど、オフショア人民元は下げ足を加速させている。
ベンチャーキャピタリストのクリス・バーニスク氏はこのほど、中国人民元が米ドルに対して弱くなり続ければ、ビットコインの強さと人民元の弱さが一致した2015年と2016年と同様の動きが起きるかもしれないと予想。ビットコインへの流入が加速するかもしれないと主張した。
If China's $CNY continues to weaken against $USD, then we could have a 2015 and 2016 repeat (pictured below), where $BTC strength coincided with yuan weakness. https://t.co/ISVJAZMX5O pic.twitter.com/VApfxe1SFw
— Chris Burniske (@cburniske) May 22, 2020
こうした動きに対してブルームバーグは「中国人民銀行が元安を容認する」とのコメントを掲載。人民元は短期的に下落を続けると報道している。