サンディエゴ港のシステムがランサムウェアによるサイバー攻撃を受け、連邦捜査局(FBI)および米国国土安全保障省(DHS)が捜査を開始した。AMBクリプトが伝えた。

犯人はビットコイン(BTC)で身代金を要求。その金額は明らかにされていないが、FBIとDHSが動いたという事実が事の重大性を示唆している。

最初の報道は25日のことで、「同港の情報技術システムが攻撃された」と報じられた。しかし、サンディエゴ港側は「被害を受けたのは管理機能のみで、港は通常通り運営している」と発表。現在、沿岸警備隊の協力のもとで各分野の専門家を集めてシステムの復旧を進めているという。

同港は米国の中でも最大規模の取引量を誇り、毎年扱う積荷はおよそ300万トン以上。攻撃を受け、現在はセキュリティの観点から関連システムを事前にシャットダウンするとともに、業務関連サービス、記録要求、上陸許可証の発行を一時停止している。