米共和党のシンシア・ルミス上院議員が提案するビットコイン準備金案が承認されれば、米国政府がビットコインの供給量の5%を取得することになり、仮想通貨アナリストによれば、短期的に価格の変動を引き起こす可能性がある。

「戦略ビットコイン準備金が承認された場合、価格はかなり変動すると思う。ビットコインが上昇し、その後おそらく調整が入るだろう」とコレクティブ・シフトの創設者兼CEOであるベン・シンプソン氏がコインテレグラフに語った。

ビットコインのドミナンスが「低下し始める」

トランプ氏が11月5日の大統領選挙で勝利した後、ルミス上院議員が、米国政府が100万ビットコイン(BTC)を購入し、少なくとも20年間保有するための法案を推進している

現在の市場状況について、シンプソン氏はビットコインの市場支配力(ドミナンス)が「低下し始める」と予想しており、ビットコインが10万ドルで保ち合いし始め、アルトコインが「上昇し始めた」ことから、アルトコインへの「転換」が「実際に始まった」と考えている。

記事公開時点で、ビットコインの支配力は56.63%で、過去30日間で7.20%低下している。

Cryptocurrencies, United States

Bitcoin dominance has dropped 7.39% over the past 30 days. Source: TradingView

仮想通貨トレーダーのモミン氏は12月13日のX投稿で、「ドミナンスのこの下降トレンドが今後も続くと予想しており、来週にはアルトコインがかなり上昇するかもしれない」と語った。

しかし、シンプソン氏はアルトコインシーズンへの移行がそれほど単純ではないと考えている。「かなり変動すると思う。アルトコインシーズンに直接移行するとは思わない」と付け加えた。

BTCは機関投資家の「ポートフォリオの一部」に

一方、ビットフィネックスのアナリストはコインテレグラフに対し、多くのアルトコインがビットコインに対するリターンで新たな史上最高値を突破していないことから、「ビットコインは常に実りある競争力のある投資であり続けている」と語った。

「どのような調整があっても、ビットコインは主要な機関投資家のポートフォリオの一部であり続け、ビットコインへの関心は引き続き高まると信じている」とビットフィネックスのアナリストはのべた。

ビットフィネックスのアナリストは、ビットコインが10万ドルを超えた現在、強い需要が維持される限り、今後の下落は短期的であり、投資家にとっての買いの機会になる可能性があると語った。

「10万ドルの水準を維持するための現物買いが続いており、現在のレバレッジ水準は妥当であるため、ホリデーシーズン中に下落が発生しても驚くことではなく、価格トレンドは健全であり、どのような下落でも市場で買い支えられるだけの強さを示している」とのべた。

「ビットコインの信奉者たちは、この資産が金の完璧な代替品であり、真の価値の保存手段であるとますます確信している」とビットフィネックスのアナリストは付け加えた。

仮想通貨取引所ビットゲット(Bitget) がDOGE100枚&BGB100枚プレゼントキャンペーンを開催!最大で6000円相当のDOGEと24400円相当のBGBを獲得可能【12月最新】