今年も残すところあと数日。ビットコインは1万ドルに達成できずに2019年を締めくくることになりそうだ。それでも最近の価格の動きは、予測可能な狭いレンジの中で取引をしていたデイトレーダーにとっては天の恵みだっただろう。

出典: Coin360

デイリーチャートでは、ビットコインは、狭いレンジでのとr引きが続いていることを示している。ボリンジャーバンドを見ると、上と下の間が狭まっており、ここ数日のボラティリティがタイトであったことがわかるだろう。

(出典: TradingView BTC/USDデイリーチャート)

ビットコインはゴールデンポケット(65%から68%のフィボナッチリトレースメントレベルの間)にあるが、これが強気か弱気か、どちらのシグナルと見るかはトレーダーの視点に依存する。

価格がゴールデンポケットの中で上昇しており、特に直上に強力なレジスタンがある場合、これはショートポジションを開始するタイミングだと解釈するトレーダーもいる。あるいは、価格がゴールデンポケットの中で下落していれば、反発の兆しがあるとして、ロングポジションを開始するトレーダーもいる。

現在のところ、ビットコインはボリンジャーバンドの中の中間移動平均線を上回って取引されている。菓可視範囲出来高(VPVR) では7200ドルがサポートになっている。

このようにみると、短期的にはビットコインは7400ドルを目指す可能性が高いと考える。7400ドルは、過去1週間にわたって、ビットコインが苦しめられてきたレジスタンスだ。

レジスタンスがサポートになるか

(出典: TradingView BTC/USD 6時間チャート)

さらに短期的に強気の立場を取る理由としては、移動平均収束拡散法(MACD)が強気のクロスを今にをしそうな点だ。

トレーダーは、6時間チャートに階段のように上抜きのローソク足が続く「3人の白い兵士」にも気づくだろう。これは強気のサインとして知られている。コインテレグラフ寄稿者のスコット・メルカーは、このパターンがあれば、短期の下降トレンドからの反発のサインだと説明している

相場が徐々に勢いを増し、ビットコインは短期的には強気なように見える。ビットコインが7400ドルのレジスタンスを超えるためには、まずは7290ドルを上回った状態を維持し、7300ドルのサポートを維持する必要があるだろう。

 

ここに表示された見解および意見は、著者(@HorusHughes) のものであり、必ずしもコインテレグラフの見解を反映するものではありません。すべての投資とトレーディングにはリスクが伴うため、意思決定の際に独自の調査を実施する必要があります。