岐路に立つビットコイン：6万2000ドルを突破できなければ「深刻な調整に」

ビットコインは重要な岐路に立っている。あるアナリストのメモによれば、ビットコインが6万2000ドルに達し、そこに留まらなければ、4万9000ドルまで再び下落するのは避けられないという。

しかし、複数の仮想通貨トレーダーは、ビットコイン（BTC）が近いうちに5万ドルを下回ることはないと考えている。

「値動きは強気への反転ではなく、調整パターンを示唆している」と、クラーケンのアナリストは8月21日のテクニカル市場アップデートで述べた。

コインマーケットキャップのデータによれば、記事執筆時点でビットコインは6万691ドルで取引されており、8月9日以来6万2000ドルに達していない。

クラーケンは、ビットコインが4万9000ドルへの反落を避けるためには、6万2000ドルの「抵抗をクリア」する必要があると主張している。「このレベルは重要であり、保持できなければより深い調整を示唆する可能性がある」とも述べた。

ビットコインが直近で5万ドルを下回ったのは8月5日で、その際には4万9842ドルを付けた。これは仮想通貨版の「ブラックマンデー」と呼ばれ、5万ドルを下回ったのは2月以来初めてだった。

コイングラスのデータによれば、6万2000ドルへの動きは多くの先物トレーダーにとって予期しないもののようだ。6万2000ドルを付けた場合、10億4000万ドルのショートポジションを一掃することになる。

匿名の仮想通貨トレーダー、プロフィット・ブルー氏も8月22日のXポストで同様の見解を示した。「ビットコインがここから6万2000ドルを超えると、新たな史上最高値を目指す可能性が高い。そうでなければ、再び5万ドルを下回る」とプロフィット・ブルー氏は語った。

一方、他のトレーダーは下落の勢いが終わりつつあり、最近の下落は買いの機会に過ぎなかったと考えている。「ビットコインが6万ドルを下回る最後のチャンスだった」と、仮想通貨ウォッチャーのアレックス・ベッカー氏は8月22日のXポストで指摘した。

本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。