ビットコイン(BTC)の価格は、テクニカル指標、オンチェーン指標、ファンダメンタルズ指標のサポートを受け、今後数週間で9万ドル、あるいはそれ以上に上昇する準備が整っていると見られる。
BTC価格は強気ペナントを形成
ビットコインは新たな最高値6万9210ドルを記録した後、強気のペナントと似たトライアングル内で横ばいに推移している。

アナリストは、強気ペナントを強気の継続パターンと見なし、前回の上昇トレンドと同じくらい価格を押し上げる可能性があるとしている。このブレイクアウトは通常、取引高の増加を伴う。
新たな最高値を更新した後、価格が横ばいの状態である現在、ブレイクアウトの可能性はかなり高いだろう。そのため、次の目標価格は現在のレベルから35%上昇した9万2500ドル前後になる可能性がある。
ビットコインETFへの資金流入増加
ビットコインの最近の価格上昇は、米国のビットコイン上場投資信託(ETF)への資本流入増加と一致している。特に、これらのETFは3月7日現在、530億ドル以上を保有しており、1月の立ち上げ時の279億5000万ドルと比較して増加している。

ETFへの流入増加は、より多くの投資家がETFの株式を購入していることを示唆しており、それに伴い原資産への需要が増加するだろう。
「現物型ビットコインETFの承認が、2024年10月までにBTCを10万ドルにする蓄積を開始したようだ」と市場アナリストのティモシー・ピーターソン氏はXでコメントしている。
さらに、ビットコインの半減期を数週間後に控えてETFへの流入が増加している。歴史的に、半減期は、マイニング報酬の削減をもたらし、ビットコイン価格の上昇と関連するイベントとして考えられている。
2020年とのビットコインフラクタル
ビットコインの現在の値動きは、2021年11月に6万9000ドルへの価格上昇前の歴史的フラクタルにも非常に似ていると、市場アナリストのジェル氏は指摘している。

これらの類似した下落は最高値周辺で起こっており、次の上昇がすぐに来るかもしれないことを示唆しているが、いくつかの違いがある。「ビットコインは2020年の最高値のブレイクアウトと似た動きをしている」とジェル氏はXで語っており、「ブレイクアウト失敗による急激な調整の後、ある程度の保ち合いを経て、上昇によるより高いブレイクアウトをもたらした」。
2020年のブレイクアウトが繰り返される場合、BTC価格は7万5000ドルを超える価格を目指すことになる。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン
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