仮想通貨ビットコイン(BTC)は、日本時間11月24日深夜に1万9330ドルをつけた。ビットコイン史上で、2番目に高い価格をつけた日となった。

ブロックチェーン調査会社メサーリのライアン・セルキス氏によると、ビットコインが1万9000ドルより上の水準でトレードした日は、過去最高値をつけた1日しか存在しない。一方、ビットコインが1万ドルを超えた水準で推移した日は、283日を超えて過去最長記録を更新し続けている。

セルキス氏は、「今日、2万ドルを目撃するだろうか?」と期待している。

ただ、マーケットは冷静だ。2万ドルを一気に突破しようと試みるのではなく、執筆時点では1万9000ドルを下回った水準まで調整している。

(出典:TradingView「ビットコイン/米ドル(全期間)」)

ビットコイン最高の月

一方、今月のビットコインは米ドル建てで過去のどの月よりも大きなリターンを生み出した。ビットコインのストック・フロー分析(S2F)で有名なプランBは、2020年11月が、3週間半が経過して時点において、前例のない月だったと指摘。昨日も1万8000ドルを再び回復した後で、24時間以内にさらに1300ドルも増えた。

プランBは、RSI(相対力指数)に注目し、強い数値を示しているものの買われすぎているわけではないと分析。本格的な強気相場の始まりはこれからだと予想した。

翻訳・編集 コインテレグラフ ジャパン