ビットコインマイニング用ハードウェアを開発し、マイニング・ファームを運営するBitfuryが、国際法律事務所コヴィングトンと共同してグローバル・ブロックチェーン・ビジネス協議会 (GBBC) を立ち上げた。

同発表は、ダボスで開かれた世界経済フォーラムの年次総会と並行して、ドナルド・トランプ氏が、大統領就任式で世界の政治経済のエリート層を震撼させた”今日からこの先、新たなビジョンが我々の土地を支配する”というその一言が放たれる直前にまさに行われたものだ。トランプ氏は、”使命を果たす”ための道のりにおける、”挑戦”と”苦難”をアメリカ国民に対して約束し、それをきっかけにビットコイン価格は即座に上昇した。

 

業界の大物たちが揃い踏み

 

数多くのテクノロジー、銀行、金融の専門家や思想的指導者たちが、ブロックチェーン協議会が発足したダボスの地へと集まった。前スウェーデン首相や、コヴィングトンのシニアアドバイザーCarl Bildt氏、全エストニア大統領Toomas Hendrik氏、China Mergers & Acquisitions (CMAA) 創設会長Wei Wang博士、”ブロックチェーン・レボリューション”を執筆したベストセラー作家、ドン・タプスコット氏など、ここでは全員は述べないが、業界の大物たちが一堂に会した。

Bitfuryグループは、同グループを構成する全員が世界経済の発展と可能性の新たな扉を開くであろうブロックチェーンのポテンシャルを信奉する、テクノロジー、ビジネス、通信、セキュリティ、社会などの分野に精通した専門家たちが世界中から集まったチームだ。

評議会の主なコンセプトは、大手企業、エグゼクティブ、政府当局を一つにまとめ、世界中のブロックチェーン技術の導入と発展を加速させることである。

 

リソースセンターと教育フォーラム

 

BitfuryグループのValery Vavilov CEOは、新たに発足された協議会について、ブロックチェーン技術の発展を促進するために是非とも参加すべき”企業、イノベーター、技術者などにとって大いに必要とされるフォーラム”であると評している。

GBBCは、業界間の協力とパートナーシップを促進するリソースセンターと教育フォーラムの役割を果たすだろう。ブロックチェーン技術の可能性について関心を高め、ブロックチェーン業界内での発展に興味を抱かせるための足掛かりになるはずだ。

コヴィングトンは、政策、規制訴訟、執行と調査、プライバシーとデータ・セキュリティ、顧客の保護や分散型元帳技術の取引などの問題に関連した広範囲に及ぶエクスペリエンスに貢献するだろう。

コヴィングトンのグローバルな公共政策と政府業務共同議長、Sebastian Vos氏は、次のように語っている―

 

「国際的な会議と喚起を通して、グローバル・ブロックチェーン・ビジネス協議会と共同してブロックチェーン技術の可能性を最大限に生かせることを、我々コヴィングトンは楽しみにしております」

 

ブロックチェーン革命

 

人類はインターネットが如何にして多くの産業を塗り替えてきたかを目撃してきた。現在、我々は着実にブロックチェーン技術が商業、通信、金融サービス、エンターテイメント産業など、他にも多くの業界を変革していく様を目撃している。

透明性の高い非常に安全な元帳上で、如何なる資産をもデジタル化し、転送、記録が可能なこのテクノロジーの素晴らしさについては、多くが語られてきた。

ブロックチェーンは、遅く、高価で、ハッキング可能な仲介業者を一掃しながら、様々な業界を巡り闊歩している。このようなプロセスを容易にする方法について語る時、専門家の多くは、しばしば企業と政府当局間の連携を強める必要を強調して語ることがある。しかし、中には言動だけでなく行動に移すものもある。

グローバル・ブロックチェーン・ビジネス協議会について詳しく知りたい読者は、是非、www.gbbcouncil.org を参照されたし。