ビットコイン価格が600ドルを超える―過去約2年間で最高値

ビットコイン価格が、人民元などの影響を受け中国で新たに600ドルを超える高値を付け始めている。今回コインテレグラフは専門家に価格高騰の主な理由と、今後ビットコイン価格がどうなっていくのか、その展望について伺った。

ビットコインの価格は600ドルを超え、現在、筆者がこの記事を執筆している時点で630ドルを超えてきている。今回のこの高値はここ約2年間で最も高い水準だ。

前回2014年7月の暮れ頃に同じような水準にまでビットコイン価格は達していた。それからは2015年早期に200ドル近くまで下落しており、それ以降順調に安定して価格が上昇してきた形だ。

メキシコの仮想通貨取引所、Bitso VP、ホセ・ロドリゲス氏は、今回の価格上昇をビットコインの未来における重要なマイルストーンであると見ているようだ―

 

「今日、2014年4月にオペレーションを開始して以来、メキシコペソが最高値を記録しました。これは登録して以来最高値です。2013年には、まだメキシコにビットコイン取引所は存在しませんでした。我々はテクノロジーとアプリケーションおよび様々なユースケースによって、より豊かな金融サービスを人々に提供できると信じています。なにも投機的なものだけではありません」

 

価格上昇の原因は人民元下落、ビットコイン半減期、それともBrexitの投票?

 

中国の取引所からの買いの注文が大幅に増加したと同時期にビットコインの価格急騰も起きている。つい先日の値上がり同様、人民元の価格下落の懸念と中国当局の資本コントロールの波からビットコインの買いに繋がったのではないかと見られている。

ロドリゲス氏は今回のイベントを、従来の金融界と、価格高騰の一端を担っていると示唆されるフィンテック界からの影響、両方から分析している―

 

「経済的分野においては2つの出来事が関連しているのではないでしょうか。人民元の下落とイギリスのEU離脱です。そしてビットコインとブロックチェーン業界においては、金融機関とVCによる投資、そして次のビットコイン半減期が関連しているように思われます」

 

Emercoinの開発者リーダー、Oleg Khovayko氏はビットコイン価格上昇の要因として、ビットコインの半減期が関係していると見ている―

 

「中央銀行やFRSは、自由にドルやユーロなどの不換紙幣を無制限に精製することが可能である一方―ビットコインは、透明性も高く、発行数も決まっていますし、無限に刷ることは不可能です。そういった点から見ると、次の半減期に向けた影響の表れだと思われます」