ビットコイン価格は、過去数週間順調に上昇してきたが、22日に大きく調整し、24時間で58000ドルから48000ドルへと20%も下落した。
仮想通貨取引所ジェミナイに28000BTCが入金されたために起きた今回の下落は、ビットコインだけでなくアルトコインも軒並み下落し、結果的にビットコインのドミナンス(仮想通貨市場全体の時価総額割合)が上昇した。
3月は毎年、パフォーマンスが悪い月として知られているが、例年通り調整が起きるのだろうか。チャートを分析してみよう。
弱気のダイバージェンスが下落を暗示

市場は一直線に上昇することはなく、上下を繰り返しながら上昇する。これは市場が平均され、陶酔感が薄れていく必要があると考えることができる。
調整の最初の段階では、人々は通常小さな下落を期待する。しかし調整が続き価格が下がれば下がるほどセンチメントは悪化する。
ビットコインは大きく下落するたびに「死亡した」と囁かれたり、ポンジスキームだと言われる。しかし歴史的にビットコインは回復してきた。
現在の重要な問題は市場が長期的な調整局面に入るのか、それとも上記の図で示すような緑色のレベルより上の価格帯を維持できるのかということだ。この緑のレベルはテクニカル的に重要なサポートとして機能すると予想される。
42000ドル〜44000ドルを維持していれば、上昇トレンドが続く可能性がある。そうなれば63000ドルに向かう可能性は残っている。
しかし弱気のダイバージェンスと今週初めの弱さは、さらなる下落の兆候を示している。そのため42000ドル〜44000ドルを割り込めば37000ドルに向けた調整が始まるかもしれない。
3月は歴史的に弱気の月

ビットコインの週足チャートを見ると、いくつかの歴史的データが示される。これから3月は調整の期間であることがわかる。2017年、2018年、2020年に大規模な調整があり、2016年と2019年は横ばい推移だった。
もちろん歴史が繰り返される保証はどこにもないが、洞察を得ることはできるだろう。
注目すべき重要な指標は21週移動平均線であり、このレベルよりもビットコイン価格が下落しないように注視しなければならない。現在の21週移動平均線の価格は28000ドルで、ここまで下落するとその後は32000ドル〜34000ドルに回復するだろう。
最近のハイアーロウ(下値の切り上げ)は30000ドルで作成されているため、38000ドル〜40000ドルへ下落する可能性は低くない。
注目すべき重要レベル

ビットコインの日足チャートを見ると、今の時期に注意すべきいくつかの重要なレベルが示されている。まず第一に、最近の下落により、ビットコイン価格は重要なサポートレベルに到達した。これ以上の下げを避けるためには、42000ドルから44000ドルの間のゾーンを維持する必要がある。
これが維持されない場合は、37000ドル付近までさらに下落するかもしれない。これにより、21週線MAも再テストされる。
しかし、42000ドルから44000ドルの間のグリーンゾーンがサポートとなる場合は、前述の通り、63000ドルに向けて反発する可能性が高い。
しかし、歴史的に見て、2月と3月は調整局面であり、市場全体としては強気の時期ではないため、これを判断するには時期尚早だ。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン
ここに記載されている見解や意見は筆者のものであり、必ずしもコインテレグラフの見解を反映しているわけではありません。すべての投資や取引にはリスクが伴います。決断を下す際には、ご自身で調査を行う必要があります。