2025年のビットコイン価格は？ ターゲットは17万3000ドル以上＝仮想通貨アナリスト

ビットコイン（BTC）の価格は、11月27日以降、毎日9万5000ドル（約1050万円）を上回る日足のローソク足を記録しており、高値圏での投資家からの買い圧力が続いていることを示している。

Bitcoin Price, Markets, Price Analysis, Market Analysis — *Bitcoin 1-day chart. Source: Cointelegraph/TradingView*

価格の変動や市場の乱高下が数週間続くことがあるが、アーンスト・アンド・ヤングのコンサルタントは、2025年のビットコインの長期的な価格期待は高いままだと語った。

2025年のビットコイン目標価格は？

ビットコインマイニング業界の研究者であるダニー・マルケス氏は、過去3回の強気相場に基づく分析を発表した。この分析には、BTCの半減期後のパフォーマンスとフィボナッチ拡張に基づく目標が含まれている。

マルケス氏は、過去3サイクルにわたるデータを「バックテスト」した結果、ビットコインは2012年、2016年、2020年にそれぞれ3.618、2.272、1.618のフィボナッチレベルで最高値を記録したと語った。したがって、各サイクルでBTCが達成した最低目標は1.618のフィボナッチレベルである。

「2020年のようにマクロ経済が悪化しないと仮定すると、過去のサイクルの観察結果から、ビットコインは1.618から2.272のフィボナッチレベルの間のどこかに到達する可能性がある。つまり、1BTCが17万3646ドルから46万1135ドルということになる」

マイナーの売り圧力が軽減

ビットコインの価格は、12月5日に10万ドルを超えたが、過去1週間で利益確定の波が起こり、長期保有者が9万9200ドル付近で82万7783BTCを売却した。

しかしビットコインアナリストであるオンチェーンカレッジ氏は、2024年にマイナーがBTCを売却せずに保有し続けるだろうと語った。同氏によれば、2021年1月（前回の強気相場の始まり）の際にはマイナーが強い売り圧力をもたらし、ビットコインマイナーのネットポジションの変化が最大4万1000BTCに達したという。