仮想通貨ウォレットのザポ社創業者「現段階のビットコインは92年のインターネットのようだ」

仮想通貨ビットコイン(BTC)ウォレットスタートアップのザポ(Xapo)の創設者ウェンセス・キャサレス氏は、ブルームバーグの29日のインタビューで、仮想通貨が成功するには何年もかかる可能性があると述べた。

キャサレス氏は、ビットコインは「知的実験」であり、成功するまでに数年かかる可能性があると主張した。ビットコインが「インターネットで1992年に相当する」初期段階にあると指摘。しかし依然として成功する可能性は失敗よりも高いと述べた。

アルゼンチン生まれの同氏は、シリコンバレーのビットコインへの関心の契機となっているため、ビットコインの「最初の感染者(Patient zero)」と呼ばれている。2014年、キャサレス氏は、コールドストレージとBTCベースのデビットカードを組み合わせたビットコインウォレットを提供するザポ社を設立した。

キャサレス氏は、BTCが成功するかどうかを判断するには、少なくとも7年かかるだろうと予測した。成功した場合、BTCは非政治的な価値と決済の世界標準になるとだろうと述べた。

「私たちは非政治的な価値基準を必要としているが、まだ持っていない。(ビットコインが価値基準になった)ある世界ではトルコのリラや石油のバレルの価格を尋ねると、ビットで答えが返ってくる。米ドルの価格についても、ビットで答えが返ってくる」

キャサレス氏は、ビットコインが法定通貨に置き換わることはないだろうと述べた。「それは意味を為さない」からだ。同氏は、ブロックチェーンが「資産の考え方を変え、中央の権威からその価値を既に得ているという考えは、本当に無意味で、全く意味を為さない」と続けた。

同氏はこれまで、ビットコインが非政治的な価値基準になるというビジョンを宣言してきた。昨年、キャサレス氏はビットコインの価格が「5〜10年で100万ドルになる」と予測した。