2019年8月1日現在、仮想通貨ビットコイン(BTC)の総発行上限数2100万BTCのうち、その85%にあたる1785万BTCが発行・流通している。2140年までの約120年間で、残り315万BTCが発行されることになる。仮想通貨統計情報およびウォレットサービスを提供するBlockchain.comのデータにより明らかになった

Blockchain.comのデータによると、BTCマイニングの取引検証プロセスの一環として、「17,850,000」番目のコイン(2100万BTCの85%にあたる1785万BTC)が8月1日に承認されたそうだ。

(出典: Blockchain.com 仮想通貨ビットコインの発行・流通量の推移)

仮想通貨ファンとして知られるツイッターユーザー「リズム(@Rhythmtrader)」が、「希少性が高まっている」とツイートした

現在供給されている1785万BTCを所有できる人数は、例えば1人1BTC換算で最大1785万人にすぎない。しかし実際には、秘密鍵の紛失でアクセスできなくなったウォレットなどが原因で、発行済みBTCの一部は失われたような状態となっており、これらが改めて流通される見込みもないだろう。

ビジネス誌フォーチュンは2017年11月、これら失われたBTCは最大400万コイン、総発行上限数の20%以上というブロックチェーン調査会社チェナリシスのレポートを報じた。

また7月のコインメトリックスのデータから、過去5年間で「触れられていない」ビットコインの量が、全体の21.6%を占めていることも明らかになっている

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翻訳・編集 コインテレグラフ日本版