ビットコイン・オーディナルズベースのORDIトークンが、月間および週間の3桁の上昇率を記録し、時価総額で10億ドルを突破した初のBRC-20トークンとなった。
コインゲッコーのデータによると、ORDIは12月5日に65ドルを超える最高値を樹立し、11月5日の約6.80ドルから850%以上急騰した。ORDIは過去7日間で216%上昇している。
この突然のORDI価格の急騰により、12月5日にはBRC-20トークンとして初めて時価総額10億ドルに達した。記事執筆時点での時価総額は13億ドルだ。
ORDIは高値からわずかに下落し、61ドル以下で取引されているが、これは9月11日の過去最低値2.86ドルから2000%以上の上昇だ。

ビットコイン・オーディナルズは、ケーシー・ロダーマー氏によって1月に初めて立ち上げられた。このプロトコルにより、非代替トークン(NFT)やBRC-20トークン基準を使用した全く新しいトークンなどのコンテンツをビットコイン・ブロックチェーンに書き込むことが可能となった。
オーディナルズによる資産は、ブロックチェーンコミュニティで急速に人気を集めた。10月に一時的に減少した後、バイナンスが11月7日にORDIを上場させたことで、これらの資産への熱意が再燃したとようだ。

デューン・アナリティクスのデータによると、プロトコル開始以来、4800万以上のオーディナルズ資産が登録され、ビットコイン・ネットワークに支払われた手数料は合計で1億4690万ドル以上に達している。
11月20日には、新しいNFTおよびBRC-20トークンの登録ラッシュの中で、ビットコイン・ネットワークの取引手数料がイーサリアムのそれを上回った。さらに、11月17日にはオーディナルズベースのプロジェクト「タプルート・ウィザーズ」が750万ドルのシードラウンドを発表した。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン