ビットコイン(BTC)は、6月7日に急速に月間損失を相殺し、最終的に強気派を有利にするという揺れ戻しが起こった。

BTC/USD 1-hour candle chart on Bitstamp. Source: TradingView

BTC価格 バイナンスとコインベースの下落を帳消し

TradingViewのデータによれば、BTC/USDはBitstampで27,388ドルに達した。

BTC価格は前日に始まった反発を続け、市場はバイナンスとコインベースへの訴訟に対する懸念を払しょくする形となった。

その結果、ビットコインは全ての損失を回復させ、27,000ドル近辺にあった以前の取引レンジに戻った。

「27,000ドルに戻る。200週MAからの素晴らしい反発。ビットコインが38,000-42,000ドルに向かう新たな上昇トレンドがスタートする時が来た」と、トレーディングファームEightの創設者兼CEOのミカエル・ファン・デ・ポッペ氏はコメントした。

ファン・デ・ポッペ氏は、200週移動平均線だった26,400ドルが重要なサポートレベルだった指摘している。

同氏はBTC価格の調整は「終わった」ともツイートしており、ほかの人気トレーダーからも同様の声が出ている

「ビットコインは200週MAをサポートとして再テストしている」と、トレーダー兼アナリストのレクト・キャピタル氏はツイートしている

「MAを下回る下落が発生したが、$BTCはそれを上回ることができた」と彼は付け加えた。

レクト・キャピタル氏は以前、200週MAを下抜けてしまえば、20,000ドルへの下落もあり得ると警告していた。

BTC/USD annotated chart. Source: Rekt Capital/Twitter

反発が27,000ドルを下回っている点について、アナリストのDecentrader は市場を押さえつけているのはロングポジションの増加だと主張した。

「これが解決するまでは少しのプルバックが見られることが普通だ」とDecentraderは付け加えた。

一方Material Indicatorsはバイナンスのオーダーブックで流動性の動きを追跡し、状況が改善するにつれて「天国への階段」と表現した

たあd27,400ドルを突破するべき重要な領域としてフラグを立てたが、執筆時点ではまだ実現していない。

ヘイズ氏:ビットコインは「不安の壁」を乗り越えた

同様にBTC価格の動きが良い方向に向かうという信念を揺らがなかったのは、デリバティブ取引所BitMEXの元CEOであるアーサー・ヘイズ氏だ。

ヘイズ氏はホドラーに対して ビットコイン強気相場が完全に復活するまで待つように呼び掛けた

「不安の壁は乗り越えられつつある。私と一緒に$BTC強気相場のバスに乗ろう」と彼は今回の反発についてツイートしている。

「まだ苦しい闘いの中にいるが、ムーン(上昇)は遠くない」 とも書いている。前日には、ヘイズ氏はバイナンスに関する「FUD」について警告し、リスク資産がより大きなマクロ経済的な問題に対応しており、それらが結果的に解決されるだろうと主張していた

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン