ケーンアイランド・オルタナティブアドバイザーズの認定オルタナティブ投資アナリストであるティモシー・ピーターソン氏は12日、仮想通貨(暗号資産)ビットコインが、今後11000ドルを下回らない確率が90%だとの予測を発表した。
1/10 Today, the 11th, is #Bitcoin $11K day. There is a 90% chance that bitcoin will never again close below $11K. I'm stopping the #10KCountdown pic.twitter.com/eBt54xrA9e
— Timothy Peterson (@nsquaredcrypto) October 11, 2020
ピーターソン氏はビットコインの価格分析で「ネットワーク通信の価値は、接続されているシステムのユーザー数の二乗に比例する」というメトカーフの法則を使用してきている。これによると、現在のビットコインの底値が11004ドルとなるという。
ピーターソン氏は今年6月ごろからツイッターで「#10kCountdown」というハッシュタグでビットコインが10000ドルに向かうという予測を投稿してきていた。しかし、今回、ピーターソン氏は「私は#10kCountdownをやめる」と発言しており、ビットコインがこの心理的な重要ラインを突破し、サポートゾーンに変わったことを明らかにした。
こうした予測は外れることもよく指摘される中で、ピーターソン氏は過去2年間の仮想通貨の年末価格予想に成功したと主張。2018年に同氏は3500ドルを予想し、実際の価格は3782ドルとなっていた。2019年は7000ドルと予想しており、実際の価格は7243ドルと近いものだった。
11月30日までに12000ドル
こうした中でピーターソン氏は、今年11月30日までにビットコイン価格が12000ドル以上に到達すると予想した。同氏はこれまでのビットコイン価格の推移から、2024年6月には10万ドル、2028年3月には100万ドルに達するとしている。
「2020年11月30日までにビットコイン価格は(90%の確率で)12000ドルかそれ以上になるだろう。これを書き留めても、スクリーンショットでもなんでもいいだろう。私を信じるか信じないかはあなた次第だ」
(出典:Timothy Peterson)
今後数週間で上昇か
ビットコインは半減期を過ぎて5ヶ月が経ったが、この価格推移が、2016年の半減期と同様の動きとなっていることが指摘されている。
仮想通貨分析企業メサーリでリサーチャーを務めるジャック・パーディー氏は、まもなく強気の上昇ラリーが始まるのではないかと予想した。
「数週間以内に、2017年初めに1000ドルを超えた前回の強気相場と同じ強気の上昇に近づくだろう」
(出典:メサーリ「2016年と2020年の半減期後の価格推移」)