オンチェーン分析を手掛けるグラスノードは、長期投資家が利益を上げている間、ビットコインマイナーがビットコイン(BTC)を蓄積していることを明らかにするデータを公開した。

グラスノードのレポートによると、1月にはマイナーによる売却が多かったにも関わらず、2月になるとマイナーからの流出は減少している。

Chart - Glassnode.com

レポートでは、マイナーと長期投資家が強気市場でのビットコインの2つの主要な売り手であると主張している。グラスノードによると、マイナーからのBTC流出減少は強気であるという。マイナーは、テスラの15億ドル分のビットコイン投資によって運用コストを既にカバーしているのか、コインを蓄積している。

マイナーが現在BTCを蓄積しているため、市場で売却されているコインの大部分が長期投資家によってなされていると結論付けている。

レポート先週の「イーロンキャンドル」に注目している。これはテスラによるビットコイン投資が発表された日にBTCの歴史の中で最大のキャンドルの1つが形成された。2月8日の24時間で18.5%の価格上昇をもたらした。

グラスノードは、すべての使用済みトランザクション出力の平均寿命を測定する指標であるビットコイン平均使用済み出力寿命(ASOL)をみて、長期投資家はテスラのニュースを利用して利益を確定させたと結論付けている。

グラスノードは、長期間使用されていないビットコインの指標であるコイン・デイズ・デストロイド(CDD)も、古いコインが再配布されていることを示していると指摘している。グラスノードは、BTCが1万2000ドルを超えた10月以降、長期投資家が利益を上げていると結論付けている。