10日のビットコイン相場も軟調な展開が続いている。ビットコイン反落の理由としてCME先物ギャップの存在を指摘する声も出ている。一方、米国とイラン関係では新たな火種も出てきている。

(出典:Coin360「ビットコイン/米ドル(1日)」UTC時間1月10日1時25分(日本時間1月10日10時30分時点))

コインテレグラフにも寄稿するマイケル・ヴァン・デ・ポップ氏は、現在のビットコイン価格の水準はCME(米シカゴ先物市場)が提供するビットコイン先物のギャップ(窓開け)付近にあると指摘ギャップが埋まり次第またビットコインは反転する可能性があると予想した。

CMEのビットコイン先物には週末などマーケットが休みの際にチャート上にギャップが生まれ、経験上このギャップは埋められる傾向があった。

現在のギャップは7700ドル〜7800ドル付近にある。

新たな火種も

一方、事態の沈静化に向かっていると思われた米国とイランの関係悪化で新たな展開があった。

8日、イランがイラクの米軍基地にミサイル攻撃をしたと発表された直後、イランでウクライナ機の墜落があった。当初は「技術的なトラブル」という報道もあり米国とイランの対立とは無関係と見られていたが、ウォール・ストリート・ジャーナルによると、米政府はイランがミサイルで撃墜したと「確信」していると発表。ウクライナ機はイランの首都テヘランを離陸した直後に、イランの地対空ミサイル2発で撃ち落とされたと話したそうだ。