ビットコイン(BTC)は史上最高値12万4500ドルから13.75%下落し、数年来の上昇トレンドサポートを割り込んだ。投資家の間ではさらなる調整への懸念が広がっている。
しかし歴史を振り返ると、このような調整は最終的に弱気派を罠にはめる可能性がある。
RSIサポートが崩れれば8万ドルに下落の可能性
過去のサイクルにおいて、ビットコインは放物線的なサポートカーブに沿って上昇を続け、それを強気相場の支柱としてきた。短期的にそのカーブを下回っても、相対力指数(RSI)によるモメンタムが維持されていれば致命的ではなかった。
本格的な下落が始まったのは、放物線サポートとRSIサポートを同時に失ったときだ。
2013年にはその崩壊が約1150ドルから150ドルへの85%下落を招き、2017年には約2万ドルから3100ドルへの84%下落につながった。直近の2021年にも同様のパターンが見られ、6万9000ドルから約1万5500ドルまで77%の急落となった。
2025年8月末、ビットコインは数年来のトレンドラインを下抜けたが、RSIが依然として上昇トレンドを維持しており、回復の可能性は残されている。真の試練は、RSIがトレンドラインを割り込むかどうかにかかっている。もし割り込めば、BTCはまず2025年末までに5週間EMA(指数平滑移動平均線)付近の8万ドルまで下落する可能性がある。
「今回の下落はフェイクアウト」アナリストの見解
アナリストのビットブル氏は、今回の下落を「フェイクアウト(だまし)」と位置づけている。
仮に10万ドルを下回る投げ売りによる急落が発生しても、それは過去のパターン通り「弱気派を振り落としてから強気反発に転じるシナリオ」に合致すると主張する。つまり、8万~10万ドルのレンジは弱気派のターゲットであると同時に、次の上昇の跳躍台となり得るという見方だ。
マーケットアナリストのスーパーブロ氏も同様の見解を示し、過去の強気相場のサイクルピークを示してきた「パイ・サイクル・トップモデル」に注目する。
この指標は、ビットコイン価格の111日間単純移動平均線(111SMA)と、350日間単純移動平均線の2倍(350SMA×2)の関係に基づいたものだ。111SMAが350SMA×2を上抜けると相場が過熱しすぎていることを示し、2013年、2017年、2021年の主要な天井を的確に示してきた。
現時点ではそのクロスは発生しておらず、スーパーブロ氏は「ビットコインはまだサイクルのピークに達していない」と分析する。同氏はBTC価格が最終的に28万ドルに到達すると予測している。
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