今年4月にビットコインが4回目の半減期を迎える。半減期によって最高値更新を期待する投資家は84%にのぼると仮想通貨取引所のビットゲットが実施した市場調査より明らかとなった。
投資家調査では参加者の84%が2021年の強気相場での過去最高値69,000ドル(約1010万円)を超えると予想した。
今回の調査は西ヨーロッパ、東ヨーロッパ、南アジア、東南アジア、中東・北アフリカ、ラテンアメリカ地域の国々から参加者が集められた。
9748人の参加者のほとんどがビットコインの史上最高値更新に楽観的だ。地域ごとの比較では、東ヨーロッパにてビットコインの史上最高値更新への期待値が最も低い結果となった。
それでも、75%の投資家が前回の最高値を更新すると予想している。長引く仮想通貨の弱気市場サイクルの後ビットコインの価格に対して投資家は楽観的な見方を示した。

西ヨーロッパの投資家もはビットコインの史上最高値更新に楽観的だ。87%が最高値を更新すると考えている。回答者の41%が10万ドル(約1467万円)を超えると強気な姿勢を見せた。その一方で、調査の結果から投資家がビットコイン半減期の影響に対して確信を持っていないことも示唆された。
その一方で、ラテンアメリカで84%、東アジアで82%、東南アジアで81%の回答者がは、ビットコイン半減期がビットコインの価格に大きな影響を与えると考えている。
1月30日のコインテレグラフのインタビューでビットコイン支持者のポール・ストルク氏は、ビットコイン半減期の影響について異なる見方を示し、特にマイニング業界にとっての試金石になると主張した。報酬が減少する中でハッシュレートとマイニングの難易度が新たな高みに達し続けるからだ。
ストルク氏は、価格への当初の影響は一部の評論家が予測するほど顕著ではないかもしれないと示唆している。同じくビットコイン支持者で暗号学者のアダム・バック氏は、次のビットコイン史上最高値更新は半減期の18ヶ月後に来るかもしれないと、2023年12月のインタビューでコインテレグラフにのべた。