ビットコイン(BTC)の取引手数料は3日間で3倍になり、平均3.52ドルから10.20ドルになった。
仮想通貨市場データアグリゲーターのグラスノード(Glassnode)によると、現在ビットコインマナーの収入の22.25%は手数料で構成されており、残りの77.75%はブロック報酬によるものとなっている。手数料収入のシェアは現在、2018年1月以来、過去最高レベルになっている。
The percentage of #Bitcoin miner revenue from fees increased to 22.25% in the past hour (24h MA).
— glassnode (@glassnode) October 27, 2020
It is the highest observed value since January 2018.
Live chart: https://t.co/hcl2opVV0B pic.twitter.com/0gTFWcbVed
最近の手数料の急騰により、2017年11月~18年1月以来、手数料はドルベースで2桁を記録することになった。
手数料が高騰したことでビットコインマイナーの収益での手数料のシェアが拡大したが、それでもイーサリアム(ETH)マイナーの方が依然としてより多くの手数料をかき集めている。イーサリアムの手数料は、ステーブルコインの使用とイーサリアムネットワーク上に構築された分散型金融(DeFi)セクターにより、ビットコインの手数料を上回る状況が続いている。

6月6日にはじめてビットコインを追い抜いた後、イーサリアムの手数料収入は10月22日まで美とコインを上回っていた(7月末と8月はじめの2回が一時的な例外だった)。
先週、ビットコインが一時的に手数料でETHを上回ったが、イーサリアムの手数料は10月25日以降、再び高くなっている。記事執筆時点で、ビットコインが過去24時間で154万ドルの一方、イーサリアムは174万ドルとなっている。
イーサリアム共同創業者のヴィタリック・ブテリン氏によるイーサリアム改善提案(EIP)1559は、手数料を削減するための方法として、最近議論が活発となっている。ただ、マイナーサイドは、この改善提案によって彼らの収入に影響がでることになるため、激しく反対しているようだ。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン