ビットコインは2,400ドルまで価格を戻し、イーサリアムは一日で20%価格を上げ、暗号通貨市場には大きな楽観的ムードが漂い始めている。

今回のビットコインの価格回復は、ハードフォークせずにSegWItをアクティベートするという新たな可能性が見えてきたことで、BIP91をロックインさせるためのコンセンサスに達する必要性と連動したものと考えられる。

一方で、イーサリアムも先週の激しい価格下落から見事に復活を遂げており、本記事の執筆段階では、Coinmarketcapを見てみると平均して242ドル代台で取引が行われている模様だ。

 

Reacting to the price performances

 

そうした価格のパフォーマンスに反応してか、トレーダーやコメンテーターたちも湧いていたようだ。

 

 

 

ビットコインは、ハードフォークが行われる可能性が最も高いとされていた8月1日に向けて価格下落が続いていた。

しかしながら、BIP91が圧倒的な支持を得ているとはいえ、日本の暗号通貨関連企業の多くはハードフォークにより発生し得る問題を最大限に考慮している。

現在、日本では、ユーザーに予期せぬ影響が及ばないよう、日本仮想通貨事業者協会に加盟する13社それぞれが7月31日から一時的にビットコインの受け入れ及び引出受付を停止する旨を発表している―

 

「<前略>日本仮想通貨事業者協会(JCBA)に加盟する下記の仮想通貨交換業者13社は、上記問題への対応について協議を重ね、顧客資産の保全を最優先事項として検討した結果、下記日時よりビットコイン・プロトコルの分岐による問題が収束するまで、各取引所において一時的にビットコインの受け入れ及び引出受付を停止することを決定致しました」