米国証券取引委員会(SEC)は20日、Cboe(※1)が申請しているビットコインETF(上場投資信託)に関して、さらなるコメントを募ると発表した。これを受けてビットコインETFの可否判断がまた延期になったとの報道も出ている

これは資産運用会社のVanEck(※2)と仮想通貨スタートアップのSolidXが考案したビットコインETFに関するもので、2018年初旬に取引所Cboe BZX Exchange, Inc.を通じて申請された。SECによる可否判断の締め切りは9月30日が予定されていた。SECは既に一度可否判断はを延期しており、8月には他のビットコインETF申請を9件も却下した。投資家や関係者らの間ではこの申請を本命とみて期待しながらも、今回も先送りになるのではと不安視する声も多い。

SECは手続きの一環として「ビットコインETFに関心のある人からコメントを求めたい」と言及。現在までに1,400以上のコメントが寄せられている。

 

※1:CBOE(シカゴ・オプション取引所)はアメリカのシカゴにある取引所。個別銘柄株から株式指数まで様々なオプションがあり、世界でも屈指のデリバティブ商品の取引所。考案した指数にVIX(Volatility Index)指数がある。

※2:VanEckはアメリカにある大手資産運用会社。1955年から事業を開始しており、会社としての歴史も長い。

 

(コインテレグラフ@マーケットアラート)