メインストリームのメディアでビットコイン死亡説が再び聞こえ始めている。

米投資会社クリエイティブ・プラニング社長のピーター・マロウク氏は、CNBCに出演して「仮想通貨業界は崩壊するからビットコインは買うな」と警告した

マロウク氏は、IBMやアクセンチュアといった企業がブロックチェーンに投資しているからといって「ビットコインやリップルが成功するわけではない」と主張。次のように述べた。

「我々は仮想通貨市場の崩壊を目撃するだろう。数千個も存在しているし、その一部ですら生き残るか疑わしい。1、2個は残るだろうがね。なんの収入も得られないし、投資ではない。投機だ。」

その上で同氏は若者に対して仮想通貨で富を形成しようとするのではなく、IBMやアクセンチュア、ウォルマートなどブロックチェーンに投資している企業の株を買うことを勧めた。

ビットコインが8000ドルを下回ってから20日ほどが経過した。年初から倍ほどの水準で動いているものの、最近は材料が乏しく方向感を失っている。

イスラエルのビットコイン情報サイトである99ビットコインズによると、今年メディアで書かれたビットコインの”死亡”記事回数は、40回と去年の半分未満となっている。昨年の仮想通貨冬の相場時代には、多くの「死亡」説が聞かれた。