仮想通貨・ビットコインのニュースサイト|コインテレグラフ ジャパン
Zoltan Vardai
執筆者:Zoltan Vardaiスタッフライター
Bryan O'Shea
校閲:Bryan O'Sheaスタッフ編集者

ビットコイン 6万ドルへの暴落は弱気市場の折り返し地点か?

ビットコイン 6万ドルへの暴落は弱気市場の折り返し地点か?
ニュース

カイコ・リサーチによれば、月初に起きたビットコインの急激な調整は、現在の弱気市場における重要な「折り返し地点」を示している可能性がある。

トレーディングビューのデータによると、ビットコイン(BTC)は金曜日に5万9930ドルまで下落し、米国のトランプ氏の大統領再選前の2024年10月以来の安値を記録した。

この下落は、半減期後の熱狂的な上昇局面を終え、弱気市場の期間へ移行したことを示唆する。この期間は、新たな蓄積局面が始まるまでおよそ12カ月続く傾向がある。

カイコはリサーチノートで、ビットコインの32%下落は2024年のビットコイン半減期以降で最も大きな調整であり、現在の弱気市場の「折り返し点」を示している可能性があると述べた。

「オンチェーン指標とトークン間の相対的なパフォーマンスを分析すると、市場は重要なテクニカルサポート水準に近づいており、4年サイクルの枠組みが維持されるかどうかを左右する局面にあることが分かる」
BTCの半減期サイクル Source: Kaiko Research

カイコのレポートでは、弱気市場を示唆するオンチェーンシグナルがいくつか浮上している点が強調された。具体的には、主要10社の中央集権型取引所における現物仮想通貨の取引高合計が、2025年10月の約1兆ドルから11月には7000億ドルへと30%減少した。

同時に、ビットコインとイーサリアム(ETH)の先物建玉合計は、過去1週間で290億ドルから250億ドルへと14%減少した。カイコは、これは進行中のデレバレッジを反映していると説明した。

BTCとETH先物の未決済建玉 Source: Kaiko Research

年初以降、ビットコインは歴史的な4年間の半減期サイクルに沿う動きを見せているが、現在の弱気市場の深さを見極めるのは容易ではない。MEXCリサーチのチーフアナリスト、ショーン・ヤング氏は「BTCが12万6000ドルまで上昇した要因の多くは、今なお有効だ」と述べている。

「複数の時間軸で売られ過ぎの指標が現れており、BTCの反発は起きるかどうかではなく、いつ起きるかの問題だ」とヤング氏は語り、今後1年で明らかになる新たなサイクルに入りつつある可能性にも言及した。

6万ドルは弱気市場の底値か

投資家にとって最大の焦点は、6万ドルへの下落が今回の弱気市場の底値を示したかどうかだ。この水準は、歴史的に長期サポートとして機能してきたビットコインの200週間移動平均線とおおむね一致する。

一方で、仮想通貨特有の材料が乏しい状況では、さらなる市場の変動性が見込まれる。仮想通貨インテリジェンスプラットフォーム、ナンセンのリサーチアナリストであるニコライ・ソンダーガード氏は、コインテレグラフに対し次のように述べた。

「それでも、従来の4年サイクルに戻るかどうかを判断するのは非常に難しい。そう考える人物も多い一方で、同意しない人も同じくらいいる」

カイコはまた、前回の最高値からの52%の下落幅は、過去の弱気市場サイクルと比べると「異例に浅い」と指摘した。

過去の下落局面に近づくには60%から68%の下落がより整合的であり、その場合、ビットコインのサイクル底値は4万ドルから5万ドル付近になるとカイコは述べている。

Source: Michaël van de Poppe

それでも、市場参加者の一部は、6万ドルがすでに局所的な底値だったと主張する。アナリストでMNキャピタル創業者のミカエル・ファン・デ・ポッペ氏は、投資家心理が記録的な低水準に落ち込み、相対力指数(RSI)も2018年や2020年以来の水準まで低下した点を挙げ、6万ドルへの急落がビットコイン価格の局所的な底だったと述べた。

bitbankで新規口座開設後、1万円の入金でもれなく現金1,000円プレゼント!【PR】

仮想通貨, Analysis, ビットコイン価格, 仮想通貨価格予測, Bitcoin Halving, Cryptocurrency Investment, Nansen
Cointelegraphは、独立性と透明性のあるジャーナリズムに取り組んでいます。本ニュース記事はCointelegraphの編集方針に従って制作されており、正確かつ迅速な情報提供を目的としています。読者は情報を独自に確認することが推奨されます。編集方針はこちらをご覧ください https://jp.cointelegraph.com/editorial-policy