24日の仮想通貨ビットコインは米国の無制限の量的緩和措置の影響を受けて、6500ドル台を推移している。イーサ(ETH)も134ドルと9%以上上昇。その他アルトコインも増加し、全面高となっている。
(出典:Coin360 3月24日午前10時50分)
デジタルゴールドの本領発揮か
米国の量的緩和にも関わらず、NYダウなどは依然として低調な中、ビットコインが金(ゴールド)とともに急騰している。
これまでに3月に入り、米株などとのリスク資産とともに急落したことで、有事の際の安全資産としての疑問符が投げかけられていた。しかし、金とともにビットコインが上昇することで、安全資産説が復活するかもしれない。
仮想通貨データプロバイダーのザ・タイ(The TIE)は3月からビットコインと金先物で強い相関関係が示されているとするデータを公表。
(出典:The TIE「金先物とビットコインの相関関係」)
2月は全くの無相関だったが、3月に入り、世界的に経済が低迷する中で、相関が高まっていることは、ビットコインが金と同様に資産の逃避先として使われていることを示すデータになりそうだ。
これまでのビットコインの下落は、投資家が株式の急速な下落によって、米ドルの現金化を行う「流動性危機」が要因と指摘されてきた。これが落ち着くことで、ビットコインへの流入が再度始まったのかもしれない。
一方でS&P500などは2017年1月にトランプ大統領の就任して以来の利益を全て消失したことが指摘されている。選挙日の終値である18332ベーシスポイントを下回る値に下落した。
一方でビットコインは同期間で676%上昇しているという。
BREAKING NEWS:
— MMCrypto (@MMcrypto) March 23, 2020
The S&P 500 just wiped out ALL gains since the @realDonaldTrump inauguration in January 2017!!!#Bitcoin gained 676% since then!!!