ビットコインキャッシュ(BCH)の価格が574.84ドルで取引され、過去24時間で9.06%の上昇を見せた。

来週に迫ったBCHの2回目の半減期を前に、トレーダーたちはポジションの確保に積極的だ。ナイスハッシュのデータによると、BCHの半減期はビットコインの半減期(4月21日)よりも早く、4月4日に予定されている。

3月28日には、ショートポジションで19万140ドル、ロングポジションで21万1870ドルが清算された。同日、ビットコインキャッシュの先物永久契約の未決済建玉(OI)は過去最高の70875万ドルに達し、24時間で18.26%、過去7日間で165%増加した。ビットコインの半減期よりわずかに早く訪れる。

 Source: CoinGlass

以前、この水準に近づいたのは2021年5月で、OIは68412万ドルに達し、BCHが過去5年間で最高価格の1399ドルを記録した時と一致している。

2020年4月8日のBCH初の半減期直前とは対照的だ。当時の先物の未決済建玉は63.29ドルに過ぎなかった。当時、マイナーの報酬は12.5BCHから6.25BCHに半減した。しかし、マイナーたちは、今後の半減期を前にマイニングの努力を倍増させるきっかけと捉えているようだ。デイビッド・シェアーズ氏によれば、ビットコインキャッシュのハッシュレートが過去1週間で2倍になったという。

Source: David Shares

ハッシュレートは、プルーフ・オブ・ワーク(PoW)のブロックチェーンでのマイニングとトランザクション処理に使用される総計算能力の尺度で、生成されたハッシュの数で測定される。

しかし、ビットコインが記録的な高値の中、4月21日に4回目の半減期を迎える一方で、ビットコインキャッシュは、2017年12月に記録した史上最高値の4355ドルと比べて大幅に低い水準にとどまっている。