日本時間11月16日の未明、仮想通貨ビットコインキャッシュ(BCH)がハードフォークをして、2年ぶりに2つのチェーンに分裂した。
最後にマイニングされた共通ブロックは、661647番でバイナンスがマイニングした。分裂後初めてのブロックは、アントプールによってマイニングされた。
執筆時点ではビットコインキャッシュノード(BCHN)のハッシュレートが1.11EH/s。これに対してビットコインキャッシュABC(BHC ABC)のハッシュレートは、0.1EH/sとBCHNの11分の1となっている。
(出典:Coin.Dance 「ビットコインキャッシュのハッシュレート」)
2018年11月に起きた前回のビットコインキャッシュのハードフォークは、仮想通貨相場全体の心理を冷やして「仮想通貨冬の時代」の先駆けになったと言われている。
今回のハードフォークの影響について仮想通貨アナリストは、コインテレグラフジャパンに対して、「ほぼ勝負がついている」点や「ビットコインキャッシュのプレゼンスが下がっている」点をあげて、前回ほど相場に対する影響はないとの見解を示した。
BCHNが圧勝する展開も事前の予想通りとなっており、実際に相場に与える影響は限定的だ。ビットコイン(BTC)は過去24時間で1%ほどの下落し、1万5900ドル付近で推移している。