楽天は24日、ビットコインなどの暗号資産を楽天グループの電子マネー「楽天キャッシュ」にチャージできるようにすると発表した。

楽天グループの楽天ペイメントと、仮想通貨取引所を運営する楽天ウォレットとが開始するサービスだ。仮想通貨を楽天キャッシュにチャージすることで、楽天ペイや楽天ポイントカードの加盟店での買い物で利用可能となる。

出典：楽天の発表資料

今回のサービスの特徴は、楽天ウォレットから電子マネー「楽天キャッシュ」へのチャージが手数料無料で行えることだという。発表では次のように説明している。

これまで、「楽天ウォレット」で扱う暗号資産では、売却後に所定の手数料300円（税込）をお支払いいただくことで、銀行口座を経由して出金・利用することが可能でした。本サービスにおいて、お客様は、「楽天ウォレット」の現物取引専用スマートフォンアプリ「楽天ウォレット」アプリ（以下「楽天ウォレット」アプリ）を通じて、手数料無料で暗号資産から「楽天キャッシュ」にチャージが可能となります。

このサービスの対象となるのは、楽天ウォレットの現物取引サービスで利用可能なビットコイン（BTC）、イーサリアム（ETH）、ビットコインキャッシュ（BCH）。仮想通貨からチャージできる楽天キャッシュの額は、1ヶ月の累計で最低1000円から最大10万円となっている。

また発表によれば、今年春をめどに楽天ペイのアプリ上で簡単に楽天ウォレットのアプリにアクセスでき、仮想通貨から楽天キャッシュへのチャージが可能になるという。