デジタル通貨の支払サービスを手がけるマネーボタンのライアン・チャールズCEOは、もしビットコインがワールドマネーになったら、1ビットコインが100万ドル(約1億1200万円)の価値を持つことになると予想した。AMBクリプトが22日に報じた。ビットコイン強気派が様々な理由からビットコイン価格の上昇を予想するが、チャールズ氏は「ワールドマネー」から逆算して価値を推定した。

チャールズ氏は、ビットコインの使命は世界中の人々を巻き込むデジタルマネーを作ることだと指摘。もしそれが実現して「ワールド・マネー」として確立すると仮定した時の価値を算定した。

チャールズ氏が注目したのは、米ドルのマネーサプライM2(現金+預金)。同氏によると、米国の14兆ドルに加えて他の通貨をあわせるとマネーサプライM2は21兆ドルほどで、これを現在の「ワールドマネー」と定義。もしビットコインが世界の法定通貨の代替となったら、ビットコインの発行上限が2100万ビットコインと決まっているため、単純に21兆ドルを2100万ビットコインで割れば、1ビットコイン100万ドルが算出される。

将来的には世界経済の規模が拡大するため、チャールズ氏は、ビットコインは100万ドルより大きくなる可能性があると指摘している。