仮想通貨(暗号資産)自動投資プラットフォーム「スタックト(Stacked)」の共同創業者ジョエル・バーチ氏は、仮想通貨価格は依然として世界的な経済状況によって押し下げられていると考えている。
Bitcoin Birchのツイッターユーザー名で知られるバーチ氏はコインテレグラフに対し「私は必ずしも2020年が、多くの個人投資家にとっての強気の年になるとは思えない。これは仮想通貨市場が他の金融市場と同様に、世界経済によって影響を与えられているという事実によるところが大きい」と指摘。ただし、年末にかけて価格が上昇することついてはかなりポジティブに捉えている。
新型コロナウイルスのパンデミックは、企業活動を停滞させ、移動を制限したことで世界経済を低迷させた。特に米国では失業率が一時的に上昇したほか、社会不安が覆っている。現在は失業率に改善傾向が見られるものの、状況は依然として不透明だ。
バーチ氏は低迷する経済状況から、不動産などのメインストリーム市場にも弱気な姿勢だ。一方で、バーチ氏は仮想通貨市場では、価格の急騰はないが、急落もないと予想。ビットコイン(BTC)が14000ドルから15000ドルに向けて上昇圧力を保持していると指摘している。ただし、以下のように付け加えた。
「DeFi、または食べ物の名称を冠したコインはもちろん例外だ。もしあなたが明日ユニスワップでマカロニチーズトークンをリリースすれば、2時間で1000%のリターンを得られる可能性があるが、その後に0になるだろう」
一方で仮想通貨に関する企業やサービス、プロジェクトが進められていることは、仮想通貨業界にとって重要な発展となっていると、バーチ氏は指摘。自身の会社であるスタックトでもアラメダ・ベンチャーズを含む多くの業界関係者から総額で100万ドル(約1億円)の資金を調達し、シードラウンドを終えたばかりだ。
バーチ氏はこのシードラウンドの資金調達の際に、取引所やベンチャーキャピタルなど「業界のあらゆる創業者と話をした」ことから、業界の成長を確信したという。
「基本的に全員と話をし、取引が発生した。」とし、「年末にかけて、いくつかの本物のプレイヤーが現れるのを目の当たりにするだろう」と話した。
FTX取引所CEOのサム・バンクマン・フリード氏が率いるアラメダリサーチは、バーチ氏の会社に出資しているアラメダ・ベンチャーズを率いている。バンクマン・フリード氏はDeFiプロジェクトであるスシスワップへの関与から、ここ数日、話題に上っている。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン