ビットコイン推進派のエルサルバドルのナジブ・ブケレ大統領は、国内に民間投資銀行の設立を提案している。これが承認されれば、ビットコイン(BTC)投資家に対して従来の銀行に比べて金融サービスへのアクセスを向上させ、制限も少なくなると期待されている。
エルサルバドルの駐米大使ミレナ・マヨルガ氏は6月14日にXに投稿し、「エルサルバドルの経済計画の一環として、私たちはドルとビットコインで潜在的な投資家に提供される資金調達オプションを多様化するために、民間投資銀行(BPI)を提案する」と述べた。
同日にブケレ大統領のシニアビットコインアドバイザーであるマックス・カイザー氏は「ブケレ大統領は新任期の開始にあたり、ビットコイン銀行を設立する新しい法律を制定した」とのべた。ARKインベストのCEO、キャシー・ウッド氏のエルサルバドルの実質GDPが今後5年間で10倍に拡大するという予測が「さらに現実味を帯びてきた」とも語った。
ナジブ・ブケレ氏は2月に大統領に再選されたが、2週間前の6月はじめに新たな任期がスタートした。
現地メディアのエルムンドによると、この民間投資銀行は、海外投資家の出資比率制限や海外の金融会社との取引制限といった従来の銀行に課される厳しい規制には直面しないという。「この投資銀行はまた、同じ人物に対して資産ファンドの25%以上の信用供与やリスクを引き受けることを禁止されることはない」という。
承認されれば、新しい民間投資銀行は最低5000万ドルの資本金を持ち、少なくとも2人の株主を必要とする。これらの株主は外国人でもかまわない。
この民間投資銀行は米ドルやビットコインを含む任意の法定通貨で運営でき、デジタル資産やビットコインのサービスプロバイダーになるための承認を求めることもできるという。
エルサルバドルの経済大臣であるマリア・ルイサ・ハイエム氏は、ブケレ氏の指示の下で技術、観光、投資委員会に対してこの改革を提案した。しかし、まだ承認されていない。「改革はまだ承認されていない。立法者たちはプロジェクトの目的を相談するために当局者を呼ぶことにも、委員会で投票にかけることにも同意していない」とも付け加えた。
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