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Nancy Lubale
執筆者:Nancy Lubale元スタッフライター
Fernando Quirós
校閲:Fernando Quirósスタッフ編集者

ビットコイン、長期的な保ち合い局面入りの可能性 2022年のパターンに酷似=グラスノード

ビットコイン、長期的な保ち合い局面入りの可能性 2022年のパターンに酷似=グラスノード
市場分析

新たな分析によれば、主要なサポート水準を奪還できなければ、ビットコイン(BTC)価格は再び長期の保ち合い局面に入る可能性がある。

ビットコインは依然として「供給過剰」

オンチェーンデータ分析企業グラスノードは最新レポートで、上値を抑える複数のレジスタンスが存在し、「上昇の持続性を制限し、反発局面を脆弱なものにしている」と指摘した。

BTC/USDは、8万1100ドルに位置する真の市場平均と、9万8400ドル付近の短期保有者(STH)の取得原価の間で広いレンジを行き来している。

グラスノードによれば、9万8400ドルのSTH取得原価付近での直近の反落は、「2022年第1四半期に観測された市場構造と酷似しており、直近の購入者の取得原価を何度も回復できなかったことで保ち合いが長期化した局面を想起させる」という。

「この類似性は、現在の回復局面がいかに脆弱かを示している」と同社は述べた。

BTCのリスク指標 Source: Glassnode

2022年2月から7月にかけて、ビットコイン価格はSTH取得原価と真の市場平均の間に閉じ込められ、その後、2022年11月に約1万5000ドルで底打ちする長期の弱気市場へと移行した。

また、現在のUTXOがどの価格帯で生成されたかを示す「調整済みUTXO実現価格分布(URPD)」では、10万ドル超に厚く広がる供給ゾーンが確認されており、この供給は徐々に長期保有者層へと成熟しつつある。

グラスノードは、「未解消の供給の重しは継続的な売り圧力の要因となっており、9万8400ドルのSTH取得原価や10万ドルを上回る動きを抑制する可能性が高い」とし、次のように付け加えた。

「明確な上抜けには、意味のある持続的な需要モメンタムの加速が必要となる」
ビットコインのURPD. Source: Glassnode

スイスのプライベート・ウェルスマネージャーであるスイスブロックもX投稿で、「ビットコインのリスク指数は21まで上昇し、高リスクゾーン(25)の手前で推移している」と指摘。「この上昇は、過去数カ月に経験した『極めて高いリスク環境』を受け、保ち合い局面が続く可能性を示唆している」と述べた。

ビットコインリスク指標. Source: Swissblock


ビットコインETF、過去5番目の規模の資金流出

米国上場の現物ビットコイン上場投資信託(ETF)では、水曜日に3日連続となる資金流出となり、流出額は合計7億870万ドルに達した。

これは過去2カ月で最大の単日流出であり、2024年1月の上場以降では5番目に大きい流出規模となった。

ブラックロックのビットコインETF(IBIT)は3億5660万ドルと最大の流出を記録し、フィデリティのFBTCが2億8770万ドルで続いた。このほか4つのETFでも資金流出が確認された。

ビットコインETFの流出入額. Source: CoinGlass

一方、現物イーサリアムETFも5本のファンド合計で2億8690万ドルの純流出となった。

アナリストのNekoZ氏は、これらの動きについて「直近3日間でビットコインETFから15.8億ドルの資金流出が発生した。ブラックロックとフィデリティが主導する形で、機関投資家による大規模なリスク回避が進んでいる」と指摘した。

こうした現物ビットコインETFからの売り圧力は、マクロ経済の不透明感が強まる中で水曜日に9万ドルで上値を抑えられた動きと重なっており、8万4000ドルのサポートを割り込んだ場合、レンジ相場の長期化、もしくはさらなる下落につながる可能性を高めている。

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