仮想通貨アナリストによれば、ビットコイン(BTC)が、現金と銀行預金をまとめたグローバルなマネーサプライとの長期的な相関関係が続けば、7万ドルに向けて再調整する可能性がある。
「これまでのところ、この相関は驚くほど正確だ」と、テヤ・ビットコインの成長責任者であり、ビットコインアナリストのジョー・コンソルティ氏が11月26日のX投稿で語った。
BTCは10万ドル到達前に調整入り
「BTCが下落を続けるのか、それとも短期的に止まってサポートを見つけるのか、見てみる必要がある」とコンソルティ氏は付け加えた。
Bitcoin and Global M2 correlation graph. Source: X/Joe Consorti
コンソルティ氏は11月25日のX投稿で、ビットコインが2023年9月以来、約70日遅れでグローバルM2(現金と短期銀行預金の推定値)を追跡していると指摘した。
M2マネーサプライとその成長は、過去のビットコインの強気相場と歴史的に相関関係を示してきた。
M2の増加はしばしばインフレ圧力を示しことが多く、投資家がビットコインのようなリスクの高い資産をインフレのヘッジ手段として求めるようになる。
「誰も驚かせたくはないが、もしこれが続けば、ビットコインは20~25%の調整を受ける可能性がある」とコンソルティ氏は語った。
マクロエコノミストのリン・オルデン氏は、2024年9月のレポートでビットコインのM2との相関が他のどの資産クラスよりも高いことを指摘し、「12ヶ月間でビットコインは83%の確率でグローバル流動性の方向に動く」とのべた。
Source: Lyn Alden
しかし、全てのアナリストがコンソルティ氏の予測に同意しているわけではない。市場コメンテーターのデビッド・クインティエリ氏は「ビットコインは何かに対して追跡していると言うにはあまりにも不安定だ」と書いている。
「これらは全てただの錯乱要因でしかない。株式市場で同じことができるし、その方が現実的だ」と付け加えた。
仮想通貨コメンテーターのサム・KB氏は11月22日のX投稿で「M2が高値をつけるたびにBTCも高値をつける...今回のサイクルを除いて」と書いた。「M2はこのサイクルでほぼ最低点にある...でもBTCはラリーしている。何を見落としているのか?」と付け加えた。
トランプ政策はドルを強くするか
一部のアナリストは、トランプ次期大統領による輸入品に関税を課す計画がドルを強くする可能性があると警告している。この傾向は歴史的にビットコインのようなリスクの高い資産に圧力をかけてきた。
11月5日、ヘッジファンドマネージャーのスコット・ベセント氏はブルームバーグのインタビューで「関税は強いドルを引き起こす」と指摘した。
記事執筆時点で、ビットコインは9万3000ドル付近で取引されている。ビットコインは11月23日に現在のピークである9万9571ドルに達したが、10万ドルの価格水準にわずかに届かなかった。
本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。
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