著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

6日のビットコイン(BTC)対円相場は18,912円(1.66%)安の1,122,088円と反落。週末4日からXRPのSWELL上げ(14日から15日開催されるリップル社の年次イベントを期待した買い)に連れてジリ高となっていたBTC相場だったが、この日はアジア時間からやや軟調に推移し、NY時間終盤に差し掛かると急落し111.5万円にタッチした。

現地時間5日に退院したトランプ米大統領はこの日、民主党との新型コロナウイルス経済対策を巡る協議を11月の大統領選まで停止するように指示したと発表。今週はトランプ氏の容態安定と同経済対策協議の進展期待を背景に、伝統的金融市場でリスク選好度が上向き始めていただけに、この発表を受けて株価は急反落、ドルは上昇し、BTCも下げ足を速めた格好だ。

第1図:BTC対円チャート(1分足)、前日平均値・4本値、騰落率、出来高 出所:bitbank.ccより作成

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